ADIZERO RC 6 レビュー

「20mm以下のミッドソールって、着地が痛いんじゃないか」「自分には負荷が高すぎるんじゃないか」——アディゼロRC6を見た時、正直そう思いました。

私はこれまで5,000km以上、様々な薄底シューズを履いてきたランナーです。ミズノのウェーブエンペラージャパン4、アシックスのソーティマジックRP6など複数の薄底を経験してきた上で、今回アディゼロRC6を発売日に購入しました。

結論から言うと、最初の印象はまるでひっくり返されました。履くほどに自分の足が進化していくシューズ——それがRC6に対する正直な評価です。2026年秋のフルマラソンもこれで走りたいと思っているほどです。

この記事では、実際に走り込んだ体験をもとにアディゼロRC6の特徴・良かった点・気になった点・おすすめのランナー像を詳しくお伝えします。

アディゼロRC6の基本スペック

項目 スペック
ブランド ADIZERO RC 6(adidas)
発売日 2025年4月29日
重量 169g(27cm片足)
ヒールスタック高 19mm
前足部スタック高 12mm
ドロップ 7mm
ミッドソール Lightstrike(ライトストライク)
アウトソール Adiwear(アディウェア)
定価 税込13,200円

最大の特徴はヒール19mm・前足部12mmというアディゼロシリーズのロードモデルで唯一20mm以下のミッドソールです。これは公認トラックレースでも使用できる厚さを意識した設計で、ミッドソールにも「19mm」という刻印が入っています。

私がこれまで履いてきたシューズの中でも過去一の薄さです。

各パーツの詳細チェック

アッパー:大きなメッシュで抜群の通気性

大きなメッシュで抜群の通気性

アッパーはシングルレイヤーメッシュを採用しています。メッシュの目が非常に大きく、中の靴下が透けて見えるほどです。

通気性という点では申し分ありません。夏場の練習や長距離でも蒸れにくい構造です。もとが靴屋の販売員だった私からすると、この大きなメッシュを生かして赤や青など色物のソックスを合わせると、足元のおしゃれとしても楽しめます。

かかと部分の内側はやわらかいふわふわした素材で仕上げられており、脱ぎ履きがスムーズです。スレも起きにくい設計になっています。

ミッドソール:Lightstrike採用の薄底設計

ミッドソール:Lightstrike採用の薄底設計

ミッドソールにはadidas独自素材のLightstrike(ライトストライク)が全面に使われています。Lightstrikeは反発力・耐久性・柔軟性を兼ね備えた素材で、薄底シューズに求められる耐久性も考慮された選択です。

参考:The ultimate guide to running shoe foam

また、中足部には「ドッグボーン」と呼ばれるナイロン製プレートが内蔵されています。これは反発力を上げるためのものではなく、着地・蹴り出し時の安定性を確保するためのものです。

ただし後述するように、このプレートがあってもシューズ自体はよくねじれる構造です。

アウトソール:Adiwearで耐久性とグリップを両立

Adiwearで耐久性

アウトソールにはAdiwear(アディウェア)を採用。特に蹴り出し時に力が集中する前足部に重点的に配置されており、耐久性とグリップを意識した設計です。

アウトソールの凸部分をよく見ると、それぞれがさらにギザギザした形状になっており、グリップ力の細かいチューニングが施されています。

実走レビュー:良かった点3つ

①「20mmを感じさせない」クッション性

最初に感じた大きな驚きがここです。20mm以下のソールと聞いたとき、着地がかなり痛いのではないかと構えていました。しかし実際に走ってみると、想定より明らかにクッション性がありました。

私の感覚で言うと、ウェーブエンペラージャパン4よりもクッションが感じられるという印象です(ソーティマジックRP6よりは少し硬め)。柔らかめのゴムを踏んでいるような感覚で、ヒール着地でもかかとが痛いとは感じませんでした。

薄底シューズを選んでいる以上、クッション性をそこまで期待していたわけではありません。しかしそれを超えてくる柔らかさがあり、硬すぎず柔らかすぎないバランスが「足を鍛えるためのシューズ」として絶妙です。

反発感はほとんどありません。シューズが前に押し出してくれる感覚はなく、自分の足で走っている感覚が強いです。これはトレーニング用途として意図的な設計であり、私にとっては最適でした。

②着地・蹴り出しの安定性を「自分の足で鍛えられる」

走っているうちに「今まであまり使ったことがない部位が疲れてきた」と感じました。薄底シューズは慣れているのに、なぜかと思いながら走り続けていたところ、その答えがわかりました。

RC6はドッグボーンプレートが入っているにもかかわらず、シューズ全体が非常によくねじれます。他の薄底シューズと比べてもねじれ量が大きく、着地・蹴り出し時に足が左右にぶれやすい構造です。

足が左右にぶれるということは、その分を筋肉で支えなければなりません。本来まっすぐ前に向けるべき推進力が斜め方向に逃げないよう、体幹や足首の細かい筋肉が自然と動員されます。この感覚はフルマラソンの後半で疲れてきたときの感覚によく似ています。

つまりRC6は、普段プレートが補ってくれている安定性を自分の筋力で担う練習ができるシューズです。これを継続することで、レースシューズを履いたときの安定性・推進力が向上します。「履くほどに自分の足が進化する」という表現がぴったりだと感じています。

③グリップ力:見た目より実力あり

グリップ力

購入前の懸念のひとつがグリップでした。アウトソールの凹凸が控えめに見えたので「滑りやすいのでは」と思っていましたが、実際のロード走行では全く問題ありませんでした。

キロ6分ペースのジョグはもちろん、ウィンドスプリントや坂道ダッシュでもしっかりとグリップが効きます。凸部分がさらにギザギザした形状になっているため、摩擦が確保されているようです。

インターバルやスピード練習などで速いペースを出す局面でも、グリップ面での不安は感じませんでした。

気になった点:大きなメッシュの弱点

良い点が多い一方で、ひとつ気になった点があります。それはメッシュの目が粗すぎることです。

私は新しいシューズを購入した際に必ず防水スプレーをかける習慣があります。水や汚れを防ぐためです。しかしRC6はメッシュが粗すぎて、防水スプレーをかけてもほとんど意味がありません。

それ以上に気になるのが、晴れた日でも路面の細かい砂利がメッシュを通って靴の中に入ってくることです。アディゼロBKやアディゼロJAPAN9と同じアッパー素材であれば良かったと感じています。

その他の点では満足度が高く、耐久性については今後の走り込みで検証していく予定です。

クッション性チャート:他の薄底シューズとの比較

私がこれまで履いてきた薄底シューズと、RC6のクッション性を比較した感覚チャートです(あくまで私個人の感覚ベースです)。

薄底シューズ クッション性チャート
柔らかい ← シューズ → 硬い
最も柔らかい ソーティマジックRP6(ASICS)
アディゼロRC6(今回)
ターサーRP3(ASICS)※ほぼ同等
ウェーブエンペラージャパン4(MIZUNO)
最も硬い (板系シューズ)

ウェーブエンペラージャパン4よりも柔らかいというのが私の感覚です。「薄底=硬くて痛い」というイメージを覆してくれたシューズです。

サイズ感:やや大きめ傾向

サイズ選びについては、やや大きめに感じる可能性があります

私は普段ウェーブエンペラージャパン4とソーティマジックRP6をどちらも28cmで履いています。しかしRC6は27.5cmを選びましたが、それで問題なくフィットしました。ワンサイズ小さめでも良いかもしれません。

ただし足の形には個人差がありますので、必ず試着して確認することを強くおすすめします。シュータンの構造上、横幅の自由度が少ないため、甲高の方は特に注意が必要です。

価格:コスパは高い

定価は税込13,200円です。前作RC5と比べると約2,500円値上がりしています。

ただしadidas公式サイトのセール時には1万円前後になることがあり、他のショッピングサイトでは8,000円を切るケースもあります。これだけのスペックと履き心地を考えると、8,000〜10,000円台はかなりコスパが高い部類に入ります。

ネット購入の場合はサイズ交換に対応しているショップを選ぶと安心です。

こんなランナーにおすすめ

✅ 薄底でストイックに練習したいが、ある程度のクッションは欲しい人

「板みたいに硬い薄底は足に負担が大きすぎる、でも厚底には頼りたくない」という方に最適です。適度なクッション性があるので、初めて薄底を試す方の入門としても使いやすいです。

✅ 着地・蹴り出しの安定性を鍛えたい人

RC6のねじれやすい構造は、足の細かい筋肉と安定性を鍛えるのに最適な環境を作り出します。ランニングエコノミー(走行効率)の向上を目指している方にも向いています。

✅ 地面感覚を研ぎ澄ませたい人

前足部12mmという薄さは、接地の感覚をダイレクトに伝えてくれます。普段厚底シューズを履いているランナーが、接地感覚を取り戻すためのトレーニングシューズとしても有効です。

✅ 幅広い練習メニューで使いたい人

私の使い方の想定ではLSD・インターバル・閾値走・30km走・フルマラソン本番まで対応できると感じています。ウルトラマラソンも薄底ランナー目線では問題ないです。トレイルランについては不整地の程度によりますが、整備された林道程度であれば使えると思います。

アディゼロRC6 Q&A

Q. 厚底シューズからの乗り換えでも使える?

使えますが、いきなりメイントレーニングに投入するのは注意が必要です。ミッドソール19mmは今まで厚底に慣れた足には相当な刺激になります。最初は短い距離から徐々に慣らしていくことをおすすめします。足の筋力がついてくるにつれて、徐々に走行距離を伸ばしていくのが理想的な使い方です。

Q. ヒール着地でも使える?

私自身ヒール着地のランナーですが、かかとが痛いと感じることはありませんでした。ただし19mmのスタック高なので、ミッドフット〜フォアフット着地の方がより向いているシューズです。ヒール着地の方は少し短めの距離から試すことをおすすめします。

Q. 雨の日の走行は問題ない?

グリップ面での問題はありませんでしたが、メッシュが粗いため靴の中に水が入りやすいです。雨天時の使用には向かないと思っておいた方が良いでしょう。晴れの日や室内トラックでの使用がメインになると思います。

Q. トラックレースでも使える?

アディゼロRC6のコンセプト自体が「トラックレースからロードまで対応」です。ミッドソール19mmは公認トラックレースの使用規定(20mm以下)をクリアしており、800m以上のトラック競技でも使用可能です。

良かった点・気になった点

アディゼロRC6は、見た目の「薄さ」から受けるビビりを良い意味で覆してくれるシューズです。

良かった点:

  • ✅ 20mmを感じさせない適度なクッション性(硬すぎず柔らかすぎない)
  • ✅ ねじれやすい構造による着地・蹴り出し安定性のトレーニング効果
  • ✅ ウィンドスプリントや坂道ダッシュでも十分なグリップ力
  • ✅ 大きなメッシュによる高い通気性
  • ✅ 169gという超軽量設計
  • ✅ セール価格での高いコスパ

気になった点:

  • ❌ メッシュが粗く砂利が入りやすい・防水スプレーが効きにくい
  • ❌ 耐久性は今後の走り込みで検証が必要

「履くほどに自分の足が進化するシューズ」——これが私のRC6に対する最終評価です。薄底ランナーにとってはトレーニング効果が非常に高く、次のマラソンシーズンに向けてメインのトレーニングシューズとして活用していく予定です。

価格帯・スペック・履き心地のバランスを考えると、薄底シューズの入門としても、薄底上級者の練習用としても、幅広いランナーに試してほしい一足です。

アディゼロRC6のテクノロジーを深掘り

Adiwear(アディウェア)とは

Adiwear(アディウェア)とは

アウトソールに使われているAdiwearは、adidasの耐久性の高いラバー素材です。特に摩耗しやすい箇所——蹴り出し時に大きな力がかかる前足部外側——に重点的に配置されており、長距離走でも耐久性を保てるよう設計されています。

上位モデルで使われるコンチネンタルラバーほどのグリップ性はありませんが、ロードランニングに必要なグリップと耐久性はしっかり確保されています。

ドッグボーンプレートの役割

ドッグボーンプレートの役割

RC6の中足部に内蔵されているナイロン製プレート「ドッグボーン」は、アディゼロJAPAN9やEVO SLにも使用されている構造部材です。カーボンやナイロンの全面プレートとは異なり、反発力を上げるためのものではありません。

その役割は横方向のねじれに対する軽度の安定性確保です。ただしRC6全体としてはよくねじれる設計になっています。

プレートがあることで「完全に無防備」ではなく、ある程度の安定性基盤は確保しつつ、それ以上の安定性は自分の筋力で補うという感じです。

前作RC5との主な変更点

アディゼロRC6は前作RC5から約2年半ぶりのアップデートです。主な変更点を整理します。

項目 RC5(前作) RC6(今作)
重量(27cm) 約245g 169g(約76g軽量化)
ヒールスタック高 約27mm 19mm(大幅薄底化)
アッパー素材 ライトウェイトサンドイッチメッシュ シングルレイヤーメッシュ
定価(税込) 約10,450円 13,200円

RC5はどちらかというとデイリートレーナー寄りの性格でしたが、RC6は大幅な薄底化・軽量化によって「足を鍛えるためのシューズ」へと大きく方向転換しました。前作ユーザーは別モデルと思って試着することをおすすめします。

アディゼロラインナップにおけるRC6の位置づけ

2025年4月にadidasはRC6と同時にアディゼロBKを発売しています。それぞれの位置づけを整理します。

モデル 特徴 対象ランナー
アディゼロJAPAN9 Lightstrike Pro全面搭載・177g・スピードトレーニング〜レース スピード練習・レース兼用
アディゼロRC6 Lightstrike搭載・169g・薄底19mm・トレーニング特化 薄底トレーニング・足強化
アディゼロBK RC5とRC6の中間的存在・部活生向け 部活生・デイリートレーニング

RC6はライン内で最も「薄底・軽量・自分の足で走る」という特性が強いモデルです。レース当日の高反発感よりもトレーニング効果を優先する使い方が本来の用途です。

adidas公式のプレスリリースなどでは「部活生」という言葉が使われていますが、我々市民ランナーの脚にも十分な力を発揮してくれるシューズです。

トレーニングでの使い方:こんなメニューに向いている

実際にRC6を使ったトレーニングメニューとして、どのような用途に向いているかを整理します。

LSD(長距離スロージョグ)

適度なクッション性があるため、長い距離でも足への過度な負担になりにくいです。ただし普段厚底を履いている方が最初からロング走に使うと、ふくらはぎへの負担が大きくなることがあります。徐々に距離を伸ばしていきましょう。

インターバル・ウィンドスプリント

グリップも十分で、軽量なためスピード練習との相性も良いです。シューズのアシストがない分、脚筋力が強化されます。

閾値走・ペース走

キロ4〜5分台での走行も問題ありません。反発アシストがない分、自分のペースを作る力が鍛えられます。

坂道ダッシュ

グリップも確認済みで、坂道ダッシュでも使用できます。着地・蹴り出しの安定性を鍛えるという観点では、坂道トレーニングはRC6と非常に相性が良いです。

フルマラソン本番

薄底ランナーであれば本番でも使えます。

筆者のKも2026年秋シーズンのフルマラソンでRC6を使う予定で考えています。ただし足への負担が大きいため、練習でRC6に慣れてから本番投入することをおすすめします。

購入時の注意点まとめ

RC6を購入・使用する際に事前に知っておきたいことをまとめます。

  • サイズ:やや大きめ。普段のサイズより0.5cm小さめを検討する価値があります。必ず試着を
  • 厚底からの移行は段階的に。いきなり長距離に使うのは足への負担大
  • 雨天には不向き。メッシュが粗く靴内に水が入りやすい
  • 防水スプレーの効果は限定的。メッシュが大きすぎてコーティングが難しい
  • 価格はセールを狙うと高コスパ。公式セールや他サイトで8,000〜10,000円台で購入可能
  • トレイルランには向かない。ロード・トラック専用として使用することを推奨

薄底シューズを初めて試す方へ

「厚底に慣れているけど、そろそろ薄底も試してみたい」という方にとって、RC6は比較的始めやすい薄底シューズのひとつです。

板みたいに硬い極薄ロースタックシューズよりも着地の衝撃が少なく、それでいて「自分の足で走っている感覚」「足を鍛えている実感」はしっかり得られます。

薄底シューズを取り入れる目的のひとつが「厚底シューズに依存しない走力の底上げ」です。RC6でのトレーニングを積むことで、レースで厚底を履いた時のパフォーマンス向上が期待できます。

最初は週1〜2回、短い距離(5〜8km)から取り入れてみましょう。慣れてくるにつれて使用頻度・距離を増やしていくのが怪我なく薄底に移行するための王道です。

よくある疑問(Q&A追加)

Q. アディゼロJAPAN9とRC6、どちらを選ぶべき?

目的によって異なります。スピード練習とレースを1足で兼ねたいならJAPAN9が最適です。Lightstrike Pro搭載で反発力があり、スピードをシューズが引き出してくれます。一方、足を鍛えることを主目的とした練習用なら RC6です。反発アシストがない分、自分の筋力・安定性が鍛えられます。両方揃えてトレーニング内容で使い分けるのが理想です。

Q. RC6は毎日履いても大丈夫?

足の強さや慣れ方によります。薄底に慣れているランナーであれば毎日使っても問題ないケースが多いですが、薄底初心者や厚底から移行したばかりの方は週2〜3回程度に留め、ふくらはぎ・アキレス腱の疲労を観察しながら使うのが安全です。

Q. 足幅が広い人でもフィットする?

シュータンが横方向で固定されている構造のため、紐を解いても横幅の最大可動範囲が限られます。幅広の足の方は試着時に甲の圧迫感がないか確認することを強くおすすめします。甲高の方も同様に注意が必要です。

Q. 耐久性はどのくらい期待できる?

Adiwearアウトソールを採用しており、耐久性には配慮された設計です。ただし前作RC5(245g)から大幅に軽量化(169g)されており、素材の総量が減っている分、耐久性への影響があるかは実際の走行距離を積んで確認が必要です。

私Kも継続して走り込み、耐久性については追記していく予定です。

KのRC6使用計画

購入して実際に走り込んだ上での私の使用計画をお伝えします。

現在メインで履いているシューズが1,200〜1,300kmに近づいており、そろそろ引退させる必要があります。次のメインシューズとしてRC6を検討しており、2026年秋シーズンのフルマラソンに向けた練習をRC6中心で積んでいく予定です。

具体的には:

  • デイリーのジョグ・LSD:RC6
  • インターバル・閾値走:RC6(グリップ確認済みのため)
  • レース本番:RC6またはJAPAN9(距離・体調による)

薄底ランナーとして、RC6でトレーニングを積むことで着地の感覚・足の安定性をさらに鍛えていきたいと考えています。数ヶ月の使用後に耐久性レポートも公開する予定です。

RC6を履いて感じた「薄底の価値」

厚底シューズが普及した現代においても、薄底シューズのトレーニングには独自の価値があります。RC6を履いて走り込む中で、改めてその価値を感じています。

厚底シューズはカーボンプレートと高反発フォームの力を借りて速く走れます。しかしそれは「シューズの力で速く走れる」側面があり、自分の足の力だけで走る能力の向上にはつながりにくいこともあります。

薄底シューズは逆です。シューズのアシストが少ない分、足の筋力・バランス感覚・接地の正確さが求められます。RC6のようにねじれやすい構造であればなおさらです。

「RC6で積んだ練習が、厚底シューズを履いたレースでの余力を生む」——そういうサイクルが作れるシューズだと感じています。履くほどに自分の足が強くなる。そんな成長の実感をランニングに加えたい方に、RC6は特におすすめです。